【鉄道】2023/02/21 阿武隈急行AB900系(AB-4・AB-5編成) 4両甲種輸送(逗子)   

2023年2月28日

この記事は約 4 分で読めます。

2023年2月21日神奈川県横浜市の総合車両製作所横浜事業所(J-TREC横浜)より阿武隈急行AB900系の第4(AB-4)、第5(AB-5)編成の計4両が出場し、福島県の東北本線福島駅まで甲種輸送されました。

阿武隈急行AB900系

阿武隈急行とAB900系とは

阿武隈急行線

阿武隈急行線は福島県福島市の福島駅から宮城県柴田郡柴田町の槻木(つきのき)駅までの54.9km24駅の交流電化路線です。両端駅はJR東日本東北本線福島駅とJR東日本東北本線槻木駅を共用しており、旧国鉄丸森線から1988年に全線交流電化で移行開業した第三セクターの路線です。開業時から運用しているJR九州の旧国鉄713系をベースとした8100系電車が活躍してきましたが、AB900系電車の投入により置き換えが行われています。2020年5月18日からAB900系の2編成化に伴い朝夕の一部列車が槻木駅から東北本線に乗り入れ仙台駅まで直通運転を行っています。

阿武隈急行AB900系と京急1500形の並び
阿武隈急行AB900系電車

AB900系電車はJR東日本のE721系をベースに製造された交流一般形電車で 青森県の青い森鉄道の703系、宮城県の仙台空港鉄道のSAT721系と共通設計になっています。セミクロスシートで半自動扱いが可能な3扉。制御付随車にトイレが設置された交流電車です。ワンマン運転が主体となるため、運転席周辺は青い森鉄道703系に準じているそうです。

2018年度に第1編成(薄藍色)が出場し、その後2019年度の第2編成(緑色)、2021年度の第3編成(黄色)の各1編成づつ出場していましたしたが、2022年度は2編成の出場となりました。最終的に10編成まで製造が続くようです。

今回仕事の都合で京急逗子線神武寺駅横の留置線で甲種輸送を待つAB900系の様子のみとなります。

阿武隈急行AB900系

制御電動車AB901(槻木方)主変圧器、主変換装置、集電装置といった主回路機器を搭載。内装は寒色系。JR東日本のクモハE721形と同設計。

制御付随車AB900(福島方)空気圧縮機、補助電源装置を搭載。トイレ付きで内装は暖色系。JR東日本のクハE720形と同設計。

AB900系第5編成(AB-5)橙色

AB901-5
AB900-5
第5編成と第4編成の連結面

AB900系第4編成(AB-4)桃色

AB901-4
AB900-4
AB900-4
京急新1000形と阿武隈急行AB900系の並び

過去に出場した阿武隈急行AB900系

AB900系の仲間たち

輸送ルート

今回の阿武隈急行の甲種輸送は横須賀線逗子駅より〜根岸線〜高島線〜新鶴見信号場〜武蔵野南(貨物線)〜武蔵野線〜東北本線のルートで福島駅まで輸送されました。

牽引機

・逗子ー新鶴見信号場 ディーゼル機関車DE11 2002号機[新]
・新鶴見信号場ー福島 交直流電気機関車EH500 22号機[仙貨]

お越しいただきありがとうございます。当ブログは鉄道コム ブログに参加しています。

鉄道コム