【鉄道】横須賀線本線唯一の第四種踏切廃止【24】山の根踏切
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横須賀線逗子-東逗子間の(24番)山の根踏切(第四種=遮断機・警報機なし)が2021年8月20日午前1時に廃止されました。
山の根踏切廃止前の様子
この山の根踏切は、横須賀線上下線のほか逗子駅の久里浜方にある電留線と甲種輸送で使われる貨物線の9線からなり、全長35.5mありました。
山の根踏切廃止の決定
2019年3月に人身事故が発生し、JR東日本横浜支社にて廃止の方向性が逗子市および地域住民に発表されました。その後踏切の存続を求め第一種踏切化の要望など幾度となく話し合いがもたれていましたが、7月下旬に逗子市に対し廃止決定の方針が示されました。その後8月には踏切を使用すると想定される地域住民全体に踏切廃止のお知らせの手紙が投函されました。
山の根踏切廃止直後の様子
廃止により、踏切入口はバリケードで塞がれました。併せて車止めのポール・標識が撤去されていました。従来下り線は逗子駅を出た際、上り線は京急逗子線との交差部あたりで、盛大に警笛を吹鳴し注意喚起をおこなっていましたが、廃止された今は警笛を吹鳴することなく列車が通過していきます。
車止めポールや標識の他、レールの間の踏み板も撤去されていました。
さいごに
山の根踏切を生活利用してきた住民としては便利に利用させていただきました。横須賀線開通当時からあったと言われ歴史ある踏切で廃止は残念ではありますが、踏切廃止に向けた時代の流れから危険な踏切であることに間違いはなく、今回の廃止は仕方ないものと考えます。
追記
9月になってバリケードが正式なフェンスに変更されました。