【鉄道】2022/01/25阿武隈急行AB900系(AB-3編成)甲種輸送J-TREC出場(逗子)

2022年3月7日

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(最終更新23:05YouTubeリンク追加)

2022年1月25日神奈川県横浜市の総合車両製作所横浜事業所(J-TREC横浜)より阿武隈急行AB900系の第3(AB-3)編成2両が出場し、福島県の東北本線福島駅まで甲種輸送されました。

阿武隈急行AB900系AB-3編成(2022年1月25日)
京急600形と並ぶAB900系電車

■阿武隈急行線

阿武隈急行線は福島県福島市の福島駅から宮城県柴田郡柴田町の槻木(つきのき)駅までの54.9km24駅の交流電化路線です。両端駅はJR東日本東北本線福島駅とJR東日本東北本線槻木駅を共用しており、旧国鉄丸森線から1988年に全線交流電化で移行開業した第三セクターの路線です。開業時から運用しているJR九州の旧国鉄713系をベースとした8100系電車が活躍してきましたが、AB900系電車の投入により置き換えが行われています。2020年5月18日からAB900系の2編成化に伴い朝夕の一部列車が槻木駅から東北本線に乗り入れ仙台駅まで直通運転を行っています。

■AB900系電車

AB900系電車はJR東日本のE721系をベースに製造された交流一般形電車で 青森県の青い森鉄道の703系、宮城県の仙台空港鉄道のSAT721系と共通設計になっています。セミクロスシートで半自動扱いが可能な3扉。制御付随車にトイレが設置された交流電車です。ワンマン運転が主体となるため、運転席周辺は青い森鉄道703系に準じてしるそうです。

JR東日本E721系(2017年1月24日)
青い森鉄道701系(2013年11月26日)

AB-1編成は、2019年2月21日に薄藍色塗色で出場。その後2019年7月1日より営業運転が開始されました。

阿武隈急行AB900系AB-1編成

続くAB-2編成は、2020年2月20日に緑色で出場しました。2020年5月18日から営業運転を開始しました。

阿武隈急行AB900系AB-2編成

阿武隈急行AB900系は最終的に10編成20両まで増備されるそうです。今回出場したAB-3編成の外観は運転席周りが黄色にラッピングされていますが、側面は殆どが無塗色で2両の連結面付近にも阿武隈急行の「A」がモチーフされたデザインとなっています。

神奈川県逗子市の京急逗子線神武寺駅付近で甲種輸送を待つAB900系の様子です。進行方向側の車端部には汚れ防止の為の養生が施されています。

槻木方制御電動車AB901-3
福島方制御付随車AB900-3

今日の牽引は新鶴見機関区所属のDE10 1666号機でした。

DE10 1666
DE10 1666
AB900系AB-3編成
連結部
槻木方制御付随車

続いてJR横須賀線逗子駅の様子です。

阿武隈急行AB900系
槻木方制御電動車AB901-3と福島方制御付随車AB900-3
新鶴見機関区所属DE10 1666号機
まもなく出発です

最後はJR大船駅様子です。10番線根岸線ホームを通過します。

大船駅を通過するDE10 1666号機
大船駅を通過します
大船駅を通過するAB900系
福島方制御付随車

■参考1:甲種輸送ルート
今回の阿武隈急行の甲種輸送は横須賀線逗子駅より〜根岸線〜高島線〜新鶴見操車場〜武蔵野南(貨物線)〜武蔵野線〜東北本線のルートで福島駅まで輸送される予定です。

■参考2:牽引機
逗子ー新鶴見信号場 ディーゼル機関車DE10 1666号機[新]
新鶴見信号場ー福島 交流電気機関車EH500 58号機[仙貨]

■参考3:ダイヤ(おおよそ)
逗子1346ー大船1359ー1453新鶴見信号場1518ー府中本町1547ー1629大宮1633ー1800黒磯1855ー1941郡山2017ー2335福島

今日の撮影はここまで。

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