【鉄道】米軍池子線 その2

2020年3月16日

このブログでたびたび記載している「米軍池子線」の表記。JR横須賀線逗子駅と京急逗子線神武寺駅間の短絡線の線路上にこの表示があります。総合車両製作所(旧 東急車輛横浜製作所)を出入りする車両が往来するこの線路、改めて観察してみました。


 
米軍池子線の起点
横須賀線逗子ー東逗子間にある山の根踏切(大船から24個目)手前に米軍池子線の起点(境界点)があります。
 
立派なキロポストが建植されています
 
JR貨物の表記
 
上の写真で興味深い点は表示の後ろ側に走行用帰線電流のフィーダー線がレール両方を結んでいます(通常なら軌道短絡状態)。また左側のレールだけ絶縁されています。
 
一般的に閉塞区間の境界では両方のレールのつなぎ目が絶縁され、インピーダンスボンドを介して閉塞区間を分け走行用帰線電流のみ流します。
 
この境界手前(逗子駅方)までは閉塞区間で、この先の架線終端側(神武寺方)までは閉塞区間となっていないため、インピーダンスボンドを省略しながら電気機関車へ確実に電流を通すためにこの様な施工になっているものと思われます。
 

反対側は米軍池子線の表記

 
米軍池子線起点のキロポスト
右方向がJR逗子駅方
左方向が京急逗子線神武寺方

 

総合車両製作所から出場する際に一旦停止する入換標識(丸印)

進路が3線あるため、標識の下に番号表示器が設置されています
 
遮断機・警音機無しの第4種の山の根踏切(24)
 

県道205号線沿いを行くE259系出場の様子

 

同じく甲種輸送される小田急4000系

 

京急逗子線神武寺方面へ左に曲がっていきます

電照式の架線終端標識(丸印)があります
本線の上を京急逗子線が横切っています