【鉄道】2023/09/26 JR東日本中央快速線E233系グリーン車4両J-TREC出場(逗子) 

2023年9月27日

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6月以降久しぶりの投稿です。

2023年9月26日未明、JR東日本中央快速線のE233系0番台の2階建てグリーン車第3編成(4号車サロE233-3、5号車サロE233-3)、第4編成(4号車サロE232-4、5号車サロE232-4)が神奈川県横浜市の総合車両製作所横浜事業所(J-TREC横浜)から出場し、京急逗子線神武寺駅横に留置されています。

発送先の八王子支社豊田車両センターへは9月27日に甲種輸送される予定のようです。

第1編成が2022年7月12日に出場、その後第2編成が10月26日に出場しています。

現在、中央快速線はE233系0番台の10両(貫通T編成)または6+4両編成(分割H編成)いずれも10両編成で運行されていますが、グリーン車2両を組み込むために中央快速線東京から大月までの特急停車駅以外の各駅と青梅線青梅駅までの各駅で12両化対応のホーム延長工事が大詰めとなっています。

2023年8月下旬頃から中央線内でグリーン車を組み込んだ列車が試運転を開始しています。1編成目は10連のH57編成に、2編成目は12連のT24編成に組成されています。

世界的な半導体不足による影響で2度の延期を経て2024年度末からグリーン車サービスの開始を目指すとJR東日本は発表しています。総合車両製作所横浜事業所(J-TREC横浜)を京急線の車窓から見ると多くのE233系グリーン車が未ラッピングの状態で屋外に多く留置されていますが、今後ラッピングが施され出場が加速するものと思われます。

中央専用のE233系グリーン車の大きな特徴として、乗降口の扉が従来の81cmの片開きから130cmの両開きになっています。これは、折り返し時間の短い東京駅で乗客を素早く降車させるための対策とのことです。それに伴って車端部の窓配置が上野東京ラインや湘南新宿ラインのE233系3000番台や横須賀・総武快速線E235系1000番台のグリーン車と異なっています。従来の2階建てグリーン車は普通車側車端部は3列、グリーン車間は2列で1席づつ窓割りがされています。中央線グリーン車は今のところ内部が公開されていないので、どのようなレイアウトとなっているのかとても気になるところです。また、外装のカラーリングについては橙色一色の帯のため非常に目立ちます。

中央線E233系0番台グリーン車の車端部と両開き扉の乗降口
E235系1000番台グリーン車の車端部と片開き乗降口

前回の記事でも書きましたが、上野東京ラインや湘南新宿ラインのE233系3000番台のグリーン車は編成の4号車が車掌室および車販準備室のあるサロE232、5号車がトイレ・洗面所のあるサロE233なのですが今回出場した中央快速線用グリーン車では、4号車がサロE233、5号車がサロE232と逆向きに連結されています。

4号車のサロE233にはトイレと洗面所がありますが、その部分と乗降扉の間の戸袋窓は無く従来の上野東京ラインや湘南新宿ラインのE233系3000番台の側面とはだいぶ見た目が異なります。

4号車サロE233のトイレ・洗面所のある車端部

余談ですが、グリーン車組み込みによる12両化に合わせて6号車の普通車には、バリアフリー対応トイレが追設されています(準備改造)。10両の貫通T編成は現6号車のサハE233−500が新6号車に、6両編成の分割H編成は4号車のモハE233−200が改番されモハE233−800として新6号車となります。

まずは、いつもの通り京急神武寺駅横の留置線で甲種輸送を待つ中央線E233系グリーン車と上り京急新1000形普通金沢文庫ゆきとの並び。

次に下りの京急新1000形エアポート急行逗子・葉山行きとの並び。

グリーン車が4両が連なる姿はなかなか珍しいですね。

5号車(高尾・八王子方)サロE232-4

4号車(新宿・東京方)サロE233-4(トイレ・洗面所付き)

5号車(高尾・八王子方)サロE232-3

4号車(新宿・東京方)サロE233-3(トイレ・洗面所付き)

甲種輸送は9月27日(水)となるようです。

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