【鉄道】臨時特急サロンエクスプレスそよかぜ(逗子)

2020年3月16日

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またまた古い写真です。1985年前後に横須賀線逗子駅で撮影したものです。

サロンエクスプレスそよかぜ

ジョイフルトレインの先駆けとなった14系サロンエクスプレス東京を使って逗子ー軽井沢間で運行された特急列車です。主に春と秋に運行されました。経路は横須賀線〜品鶴線〜山手貨物線〜東北本線〜高崎線〜信越本線でした。

EF65による牽引

「サロンエクスプレスそよかぜ」は主にEF65形電気機関車が充当されていましたが、時たまお召し用EF58 61号機が機能維持のために牽引する姿が見られたそうです。高崎で勾配区間対応のEF62形電気機関車に付け替えられ、さらには横川からEF63形電気機関車が後押しして碓氷(うすい)峠越えをしていました。

14系サロンエクスプレス東京

全車グリーン車の7両編成の客車列車です。1983年に14系座席車から改造されたものでこのうち1両はラウンジカー、その他がコンパートメントカー(個室)になっています。晩年はお座敷列車「ゆとり」に改造され2008年に運行終了となりました。

先頭・最後尾のスロフ14は展望スペースになっていました。床下にディーゼル発電機を搭載し車内電源のサービスを行っていました。1号車は展望室とコンパートメント。7号車は展望室とラウンジ。両端のスロフ14は種車となったスハフ14の車掌室が反転されトイレ・洗面所が撤去され傾斜のついた展望ガラスに改造されています。上野駅地平ホームへの推進運転時のためにワイパーが取り付けられていました。

1号車から6号車車内は通路が片側に寄せられていてコンパートメント(個室)が並んでいます。臨時特急サロンエクスプレス踊り子にも充当されたことから、東海道線で言う海側にコンパートメントが配置されていました。(6号車のみ山側)

東京方の展望車。こちらには展望室とラウンジがあり、軽食の提供がされていました。各コンパートメントへのルームサービスも行われていたそうです。

サロンエクスプレス東京のロゴ

機回しが完了し逗子を出発するサロンエクスプレスそよかぜ。ヘッドマークも掲出されていました。

おまけ

屋根裏鉄道のサロンエクスプレス東京。足回りの調子が悪く静態保存状態です。

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