【鉄道】2021年6月12日 185系団体・臨時列車横須賀線入線!(快速鎌倉あじさい号・ホリデー快速鎌倉号・クラブツーリズム団体列車ほか)

2021年6月12日土曜日 JR横須賀線には鎌倉ゆきの団体・臨時列車が3本入線しました。中でも今春のダイヤ改正で定期運用を終了した185系が2本も運行されたのが注目されます。いずれも大宮車両センターの200番台のB6編成・B5+B7編成でした。晴天にも恵まれ沿線では多くの方がカメラを向けていました。

本日(2021年6月12日)横須賀線に入線した団体・臨時列車は次の通り
・ホリデー快速鎌倉号(E257系500番台5両千マリ
・快速鎌倉あじさい号(185系200番台6両宮オオ
・クラブツーリズム団体列車(185系200番台6+4両宮オオ

【往路】列車名使用車種発駅着駅運転日
ホリデー快速鎌倉号E257系
500番台
南越谷
8:10
鎌倉
9:54
2021年3月27・28日、
4月24・25・29日、
5月1日~5日、
6月12・13・19・20・26・27日
快速鎌倉あじさい号185系
200番台
青梅
8:41
鎌倉
10:36
2021年6月5・6・12・13・19・20日
クラブツーリズム団体列車185系
200番台
高崎
8:02
鎌倉
11:18
2021年6月12日
【復路】列車名使用車種発駅着駅運転日
クラブツーリズム団体列車185系
200番台
鎌倉
16:42
高崎
20:51
2021年6月12日
ホリデー快速鎌倉号185系
200番台
鎌倉
17:21
南越谷
19:08
2021年3月27・28日、
4月24・25・29日、
5月1日~5日、
6月12・13・19・20・26・27日
快速鎌倉あじさい号E257系500番台鎌倉
17:33
青梅
19:20
2021年3月27・28日、
4月24・25・29日、
5月1日~5日、
6月12・13・19・20・26・27日

概要:鎌倉へやってくる団体・臨時列車

鎌倉に到着した各団体・臨時列車は乗客を降ろした後に下りの逗子方面に回送されます。次駅となる逗子駅には旅客ホームの他に下り3番線側に、このブログのメイン記事となっている総合車両製作所(J-TREC)横浜事業所からの新製・改造車両の甲種輸送で授受が行われる側線があります(下り1番)。輸送が行われない週末には団体・臨時列車の待避が行われています。時々夜間滞泊することもあります。

逗子駅構内図

E257系500番台「ホリデー快速鎌倉号」回送

まずは武蔵野線南越谷からの「ホリデー快速鎌倉号」のE257系500番台(千マリNB-12編成)を逗子駅で待ち受けます。
「ホリデー快速鎌倉号」は全席指定席で武蔵野線方面より乗り換えなしで鎌倉に来られるため一定の需要があるようです。武蔵野線から普段は旅客運用の無い武蔵野南(貨物)線を経由し鶴見で東海道線に転線。さらに戸塚で横須賀線に入線します。南越谷を8:10に出発し9:54に鎌倉に到着します(逗子には10:01着)。
(2021年の運行日は3月27・28日、4月24・25・29日、5月1日~5日、6月12・13・19・20・26・27日)

E257系500番台NB-12編成5両

この列車は逗子から折り返し大船手前の側線に夕方まで留置されるため数分間だけ3番線に入線する車両と被らずに見ることができます(10:06発)。
E257系500番台は過去には平日の朝晩に「おはようライナー逗子(上り1番線出発)」と「ホームライナー逗子(2番線到着)」(逗子ー東京間)でよく見かけていたことが思い出されます(2015年3月のダイヤ改正をもって廃止)。

E259系「成田エクスプレス」回送

臨時列車ではありませんが、E257系が出発した後すぐにE259系「成田エクスプレス」(横クラ)が側線に入線してきました(逗子10:10着10:18発)。
これはコロナ禍で「特急成田エクスプレス」の運用が大幅に削減されたため、日中鎌倉駅の上りホーム側の側線に留置するために回送されてきます。日中は同様に鎌倉駅の下りの側線にもダブルで留置される光景を見ることができます。鎌倉の下り側線に留置されていた車両は夕方に逗子まで回送されるため再び見ることができます。こちらも過去(2014年3月から2017年1月)には週末に横須賀まで「特急成田エクスプレス号」が延長運転されていた頃が思い出されます。

185系200番台「快速鎌倉あじさい号」回送

次にやって来たのは青梅線青梅からの「快速鎌倉あじさい号」の185系200番台(宮オオB6編成)です。青梅から南武線・武蔵野南(貨物)線・東海道線を経由し横須賀線のルートで運行されます。定期運用終了後に臨時列車として運用される数少ない存在です。青梅を8:41に出発し鎌倉に10:36に到着します(逗子10:43着)。
(2021年の運行日は6月5・6・12・13・19・20日です)

この後、横須賀まで回送され夕方まで留置されます(逗子11:08発)。
(後ほど横須賀での留置の様子を見てきました)

185系クラブツーリズム団体列車回送

続いてやって来たのは、同じく185系200番台(宮オオB5・B7編成)の10両編成で昨春の「快速ムーンライトながら」最終運行以来の旅客扱いだったようです。これは、クラブツーリズムの旅行企画商品(185系をほぼ1日満喫する旅高崎⇔鎌倉 日帰りの旅)の団体臨時列車です。高崎を8:02に出発し湘南新宿ラインのルートで鎌倉11:18に到着しました。
関連商品としてハイグレード車両のE655系「和(なごみ)」を使用して高崎を9:17に出発し熱海に13:37に到着するプランも運行されました。E655系「和」で熱海に到着後に鎌倉まで自由移動とし、帰路にこの列車に乗車するというツアーでした。
(E655系は後で大船まで見に行き、少しだけ見ることができました)

大宮車両センターB5・B7編成(10両)

回送幕ではなく団体幕のままで到着しました(逗子11:24着)。

大宮車両センターB7編成(4両)

到着後回送幕になりました。ストライプの真ん中あたりの塗装が剝がれているのが痛々しいです。

左はB7編成、右はB5編成

B5編成はATC対応だったんですね。

大宮車両センターB5編成(6両)

15時15分まで逗子に留置されていました。鎌倉16:42発-高崎20:51着。


ふたたび185系「快速鎌倉あじさい号」(横須賀留置)

先ほど逗子を出発した「快速鎌倉あじさい号」の回送列車が留置されている横須賀へ移動しました。

大宮車両センターB6編成(6両)
1号車から4号車
4号車から6号車

パンタグラフは畳まれています。空調が止まっていると思われますが車内では作業員の方が清掃と座席の転換を行っていました。

クハ185-212

(回送:横須賀17:18発)


E655系「和(なごみ)」クラブツーリズム団体列車

次に高崎発熱海ゆきのハイグレード車両のE655系「和(なごみ)」(東オク 5両編成)を見ようと大船へ移動したのですが、大船到着ぎりぎりのところで通過していく様子を車内から見ることができました(大船12:23頃通過)。東海道線での運行は久しぶりだったようです。一度は乗ってみたいものです。

尾久車両センターE655系

この車両は東急車輛製造製で2007年7月の新製出場の際と検査か何かでJ-TRECに入場した際に見た以来でした。

その後大船の駅ビルで駅弁を購入し一旦帰宅しました。E655系の上り返却回送を見たかったのですが、所要があったため断念しました。


185系「快速鎌倉あじさい号」回送(逗子電留線横)

17時過ぎ、逗子の電留線の前で横須賀からの「快速鎌倉あじさい号」の送り込み回送を待ちながら停車中のE217系とE235系の並びを眺めました。E235系の左に止まっているE217系はここ数日パンタグラフを上げることもなく「逗子疎開」として留置され続けています(横クラY145編成)。

ほどなくして「快速鎌倉あじさい号」の回送がやってきました(17:25)。
横須賀線東逗子-逗子間には電留線を横切る山の根第1踏切(第4種踏切=遮断機・警音器なし)があるため、上り列車は京急逗子線の跨線橋付近で盛大に空笛を吹鳴します。最近聞かなくなった空笛はいいもんですね。
鎌倉17:33発青梅19:20着。

今回は長々となってしまいましたが、甲種輸送以外の団体・臨時列車の様子をご覧いただきました。